タッチペン失敗のリカバリー

キズを隠すつもりのタッチペンが、かえって目立つ結果になった。実はこれ、板金塗装店への相談としてかなり多いパターンです。安心してください、リカバリーはできます。ただし自分でやれる範囲には限度があります。
よくある失敗と自分でできるリカバリー
- 盛り上がってしまった:完全乾燥(1週間以上)を待ってから、耐水ペーパーとコンパウンドで少しずつ平らに磨く。焦って乾く前に触ると悪化する
- 色が合っていない:カラー番号が合っていても、経年車は日焼けで色が変わっているため合わないことがある。残念ながら塗り直し以外の解決はない
- はみ出して汚くなった:乾燥前ならシリコンオフや専用の除去剤で拭き取れる。乾燥後はコンパウンドで削るしかない
磨きのリカバリーは「周囲の正常な塗装まで削らない」ことが最大の注意点です。自信がなければ、それ以上触らないのが賢明です。
プロに引き継ぐといくらかかる?
タッチペン失敗後の修理は、実は何もしていないキズより手間がかかります。盛られた塗料を剥がし、下地を整え直してから塗装するためです。
- タッチペン除去+部分塗装:2〜5万円程度(何もしないキズなら1.5〜3万円で済んだ範囲)
- 広範囲に塗り広げてしまった場合:パネル1面の再塗装で3〜6万円
「タッチペンで応急処置してからプロに出すか迷っている」なら、答えは明確で、プロに出す予定があるなら塗らないほうが安いです。タッチペンはあくまで「この先も自分で管理する傷」のための道具です。
そもそも失敗しない塗り方は?
それでも自分で塗るなら、仕上がりを分けるのは次のポイントです。
- 脱脂を必ずする(シリコンオフで拭く。これを省くと弾いてムラになる)
- 付属の筆で塗らず、爪楊枝の先で「点を置く」ように少量ずつ乗せる
- 一度で埋めようとせず、薄く乗せて乾かすを数回繰り返す
- 気温が低い日・湿度が高い日は避ける
この手順なら、飛び石の点キズ程度は十分きれいに処置できます。線キズや面のキズをタッチペンで済ませようとするのが、失敗の入り口です。
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