キズの種類の見分け方

最終更新日: 2026-08-18

車のキズを補修する整備士

キズを見つけたとき最初にやるべきは、落ち込むことではなく「深さの診断」です。深さが分かれば、対処も費用もほぼ決まります。誰でもできる見分け方を紹介します。

この記事の目次
  1. 塗装の層構造とキズの深さ
  2. 誰でもできる診断法
  3. レベル別の対処と費用感

塗装の層構造とキズの深さ

車の塗装は下から「下地(サビ止め)→カラー(色)→クリア(透明の保護層)」の層構造です。キズの深刻度は、どの層まで達したかで決まります。

  • レベル1:クリア層内のキズ:白っぽく見える浅いキズ。洗車キズ・軽い擦りの大半はこれ
  • レベル2:カラー層に達したキズ:色が削れて見える。相手の塗料が付着していることも
  • レベル3:下地・鉄板まで達したキズ:グレーの下地や金属色が見える。サビの入り口で放置厳禁

誰でもできる診断法

  • 爪チェック:キズに対して直角に爪を軽く滑らせ、引っかからなければレベル1(磨きで消える可能性大)。引っかかればレベル2以上
  • 水チェック:濡らすとキズが見えなくなる→クリア層内の浅いキズ。濡れても白線・色欠けが見える→深い
  • 色の観察:白い線=クリア層の乱反射(浅い)。ボディ色と違う色=相手の塗料移り(磨きで落ちることも)。グレー・銀色=下地・鉄板(深い)
  • 相手の塗料移りは、コンパウンドで拭くと消えて「実は無傷だった」ことも多い(コンパウンドの記事で詳述予定)

レベル別の対処と費用感

  • レベル1:磨き(ポリッシング)で対応。市販コンパウンドでのセルフか、プロ磨きで数千円〜(磨きの記事
  • レベル2:部分塗装が基本。1.5〜4万円程度。タッチアップは「目立たなくする」応急(タッチペンの記事
  • レベル3:早めの板金塗装を。放置するとサビで修理範囲が拡大(サビの記事)。応急でタッチアップして水を遮断→計画的に修理

診断ができると、店との会話も「この傷、爪に引っかかるので塗装ですよね」と一段具体的になります。見積もりの妥当性判断(見積もりの記事)にも効く、覚えて損のない知識です。

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